北海道幌延町 夏の天の川
今日は、北海道幌延町で撮影した夏の天の川の写真です。
写真と撮影データ
エピソード
久しぶりに晴れました!
と言っても北海道の1部地域のみなので、天気情報サイトで雲の切れ間を見つけて、北部の方まで移動しました。稚内に程近い、幌延町のオトンルイ風力発電所近くです。目的地まで、オロロンラインを夕陽を見ながらドライブしたのですが、日本では、他では見られないような、雄大で美しいけど自然の厳しさを感じさせる景色が見れました。
オトンルイ風力発電所は、サロベツ原野にあり、辺りは、広く平坦な湿原が広がっています。光害が少なく暗い夜空が広がっており、星の撮影には向いていると思いますが、それでも、遠くの光が写真に写りこんできます。ただし、手元足元は真っ暗でライトが無いと何も見えません。撮影中2回ほど三脚の脚を蹴飛ばしてしまいました。
今回も赤道儀を使用せず、カメラを三脚に固定して撮影しました。南側の空のため、日周運動により星が流れてしまう恐れが高いのですが、焦点距離10mm(35mm判換算16mm)の広角レンズを使用することで、出来る限り、違和感を抑えた写真にできないかというチャレンジです。本来の解像度では、星が流れていることが一目瞭然なのですが、解像度を落としていることで、それなりに仕上がっているのでは?と思っています。
夏の天の川と星座の解説記事
写真のような星空が見られる時間帯
下記の時間帯に南西の方角に見られます。
5月 1日頃・・・・午前 5時00分頃
5月15日頃・・・・午前 4時00分頃
6月 1日頃・・・・午前 3時00分頃
6月15日頃・・・・午前 2時00分頃
7月 1日頃・・・・午前 1時00分頃
7月15日頃・・・・午前 0時00分頃
8月 1日頃・・・・午後11時00分頃
8月15日頃・・・・午後10時00分頃
9月 1日頃・・・・午後 9時00分頃
9月15日頃・・・・午後 8時00分頃
10月 1日頃・・・・午後 7時00分頃
月が出ていると、月明かりにより星や天の川が見えにくくなります。
星空を見るときは、月の出時刻や月の入り時刻なども確認しておきましょう。
本日の月の出や月の入り時刻などが確認できる、国立天文台の暦のページへのリンクです。
撮影地
北海道幌延町の道道106号線沿いにあるオトンルイ風力発電所近くで撮影しています。
周囲は、サロベツ原野という平原で360°の視界が確保できます。
電線や道路標識などは写り込んできますが・・・。
撮影に使用した機材の紹介
カメラ
カメラは、Canon EOS70Dを使用しています。
星空の撮影をしていて、思いのほか役に立っているのがWi-Fi接続機能です。iPadやiPhoneとカメラをWi-Fi接続することで、iPadやiPhoneなどのスマホやタブレット端末からワイヤレスで基本的なカメラ操作(レリーズ、絞り、ISO調整など)ができ、撮影した写真の確認もスマホやタブレット上ですぐにでき、各値の調整に役立っています。
星空の撮影では露出時間が必要なため、以前であれば長時間、夏の蚊や冬の寒さにさらされていたのですが、ワイヤレスになったことでカメラのセッティングができれば、撮影は近くに停めた車の中から出来るようになりすごく快適になりました。
現在EOS70Dの後継にあたるEOS80Dが発売されています。
レンズ
レンズは、EOS70Dのキットレンズとともにシグマ10-20mm F3.5 EX DC HSMを使用しています。星空のみ写真ではあまり変化がないため、地上の景色と一緒に撮影する星景写真において、EOS70DのキットレンズEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STMでは、星空と景色を一緒に広範囲にとらえきれないため、より広角のレンズを購入しました。その後、TOKINA AT-X 11-20 PRO DX CAFが発売され、星空の撮影用として評判が良いようです。
SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 EX DC HSM キヤノン用 APS-C専用 202545
- 出版社/メーカー: シグマ
- 発売日: 2009/07/03
- メディア: エレクトロニクス
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Tokina 超広角ズームレンズ AT-X 11-20 F2.8 PRO DX 11-20mm F2.8 Canon用 フード付属 APS-C対応 634394
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