東京ゲートブリッジの夜景と星空 東京都江東区
東京の湾岸エリアの埋め立て地にかかる東京ゲートブリッジのたもとにある若洲公園から見た夜景と星空について紹介します。
【目次】
冬の夕焼けと東京ゲートブリッジ
東京ゲートブリッジは、東京湾に架かる全長2618mのトラス橋でそのトラスの独特な外観で東京のシンボルの1つとなっています。下の写真は、冬の良く晴れた日の夕方に撮影した東京ゲートブリッジです。
若洲公園からは、夕焼けを背景にしたゲートブリッジの姿を見ることができます。
冬になると空が澄み渡り、遠くまで良く見えるようになります。このため、ゲートブリッジの下には、約100km離れた富士山がシルエットとして写っています。この日は、夕焼けのグラデーションがとても綺麗でした。ただし、同じように良く晴れた日の夕方に何度か訪れたのですが、ゲートブリッジの見える方向に雲の通り道でもあるのか、ゲートブリッジの背景には、だいたいいつも雲がかぶってしまいます。
夏の夜の東京ゲートブリッジと星空
夜間には、ゲートブリッジは白くライトアップされその存在感がひと際目立つようになります。ゲートブリッジのライトアップの光が海に青白く反射し、左端の月の明かりが海にオレンジ色に反射しています。波間に反射した光は、写真でみるととても幻想的にな感じがします。
写真は、昨年(2019年)の8月に撮影したものです。
カメラ | Canon EOS70D |
レンズ | シグマ10-20mm F3.5 EX DC HSM |
カメラを三脚に固定して撮影 | |
ISO感度 | 100 |
絞り値 | f/5 |
露出時間 | 20sec |
焦点距離 | 10mm (35mm判換算で16mm) |
その他 |
Photoshop Elementにより調整、トリム |
都市の明かりが強いため、夜空に星は明るく写っていません。なので、比較明合成を使って星の日周運動を撮ろうと撮影を進めていたのですが、突然ゲートブリッジが暗くなってしまいました。ゲートブリッジのライトアップは、午前0時までのようです。
気を取り直して、カメラの設定を調整し直し、日周運動の撮影を行いました。
ちょうど、夏の大三角がゲートブリッジの方向に沈み始めるため、それを収める感じで狙っています。
下の写真のように比較明合成を使って星を日周運動として撮影すると、合成前では見えづらかった星が明るく写って見えるようになりました。比較明合成で使用したSiriusCompというソフトウェアでは、タイムラプス動画も作成できるのですが、タイムラプス動画で見ると比較明合成とは違い、雲が動いていく様子などが分かって面白いと思いました。
カメラ | Canon EOS70D |
レンズ | シグマ10-20mm F3.5 EX DC HSM |
カメラを三脚に固定して撮影 | |
ISO感度 | 100 |
絞り値 | f/5 |
露出時間 | 30sec×319枚(合計 約160min) |
焦点距離 | 10mm (35mm判換算で16mm) |
その他 |
SiriusCompにより319枚のjpgファイルを比較明合成後 Photoshop Elementにより調整 |
若洲海浜公園からは、ゲートブリッジと共に東京の都心や湾岸部のビル群の夜景も見渡すことができます。
下の写真の中央からやや右よりには、ビル群に交じって小さく東京タワーも輝いています。
夜釣りをしている人も多くいて、波間には浮きが漂っていました。
撮影場所
500台近く停められる比較的大きな駐車場(有料)があり、自動車でのアクセスが便利です。ただちょっと、駐車場への入り口が分かりづらいです。若洲からゲートブリッジ入る手前で左側の側道を進む必要があります。バス停もあり、新木場駅などからバスでも行けます。
キャンプやバーべキューなどを楽しめる施設やお店などもあります。海辺でゆったりとした時間を過ごすことができます。
星空に関する書籍の紹介
撮影に使用した機材の紹介
カメラ
カメラは、Canon EOS70Dを使用しています。
星空の撮影をしていて、思いのほか役に立っているのがWi-Fi接続機能です。iPadやiPhoneとカメラをWi-Fi接続することで、iPadやiPhoneなどのスマホやタブレット端末からワイヤレスで基本的なカメラ操作(レリーズ、絞り、ISO調整など)ができ、撮影した写真の確認もスマホやタブレット上ですぐにでき、各値の調整に役立っています。
星空の撮影では露出時間が必要なため、以前であれば長時間、夏の蚊や冬の寒さにさらされていたのですが、ワイヤレスになったことでカメラのセッティングができれば、撮影は近くに停めた車の中から出来るようになりすごく快適になりました。
現在EOS70Dの後継にあたるEOS90Dが発売されています。
レンズ
今回の星空の写真では、シグマ10-20mm F3.5 EX DC HSMを使用しています。星空のみ写真ではあまり変化がないため、地上の景色と一緒に撮影する星景写真において、EOS70DのキットレンズEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STMでは、星空と景色を一緒に広範囲にとらえきれないため、より広角のレンズを購入しました。その後、TOKINA AT-X 11-20 PRO DX CAFが発売され、星空の撮影用として評判が良いようです。
SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 EX DC HSM キヤノン用 APS-C専用 202545
- 出版社/メーカー: シグマ
- 発売日: 2009/07/03
- メディア: エレクトロニクス
- クリック: 2回
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Tokina 超広角ズームレンズ AT-X 11-20 F2.8 PRO DX 11-20mm F2.8 Canon用 フード付属 APS-C対応 634394
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- 発売日: 2015/02/20
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