星と花の写真館Blog

星と花の写真とエピソードをメインにしたブログです。

種子島の冬の星空 '17年12月

 今回の写真は、H-ⅡAロケット37号機の打ち上げ前日に種子島の恵美之江展望公園で撮影したの星空の様子です。種子島は九州南端から少し離れた場所に位置いるため、都市から来る光害の影響が極めて少なく、星や天の川がとてもよく見えます。

 以前よりロケット打ち上げを見学する際は、是非とも一緒に種子島で星空を撮影しなければ、と考えていました。

 撮影した12月22日の夜は、夕方から晴れてはいましたが、ずっと天球の一部に雲がかかっており快晴とはいかない状態でした。しかしちょうど日付が変わる頃に雲が消え、一面の星空となりました。そこには、これまで日本の各地で見た中でもひと際きれいな星空が広がっていました。

 

目次

 

写真①

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 写真①は、12月23日午前0時頃に撮影した天頂付近から南側の天の川の様子です。写真左側に見えるオリオン座付近では、天の川が比較的明るく写っています。天の川に点在している暗黒星雲もその形がはっきりと写っており、戦場ヶ原やしらびそ高原など他の撮影地で撮影した過去の写真に比べると光害の影響が少ないため、圧倒的に綺麗に写っていると感じます。

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星座の事典

星座の事典

 

 

写真②

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 写真②は、12月23日午前0時頃に撮影した天頂付近から北側の天の川の様子です。写真①より北側の部分の天の川です。撮影した日時では、ちょうど南北方向に天の川が広がっており北側の部分にはカシオペヤ座など秋の星座がまだ見えます。

 写真の右端の付近は、北側の地平が近いため、空気中の湿度が高く曇ったように写っています。全体的に空の低い部分は、曇ったような靄がかかったような感じになりますが、それ以外は、申し分のない星空です。種子島は、ロケット打上げ以外にも星空の綺麗さに関しても宇宙に近い場所だと感じました。

 種子島は冬の夜でも関東などに比べ暖かく、撮影中に手がかじかむことなく操作することが出来ました。冬の星空は、種子島等南の島で撮るのが快適でいいですね。

 

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上の写真は、H-ⅡAロケット打上げ前日の発射場と星空の様子です。

種子島でのH‐ⅡAロケット打上げ見学については、下の記事を参照ください。

hoshi-hana.hatenablog.jp

 

写真のような星空が見られる時間帯

 10月  1日頃・・・・午前  5時30分頃

 10月15日頃・・・・午前  4時30分頃

 11月  1日頃・・・・午前  3時30分頃

 11月15日頃・・・・午前  2時30分頃

 12月  1日頃・・・・午前  1時30分頃

 12月15日頃・・・・午前  0時30分頃

   1月  1日頃・・・・午後11時30分頃

   1月15日頃・・・・午後10時30分頃

   2月  1日頃・・・・午後  9時30分頃

   2月15日頃・・・・午後  8時30分頃

   3月  1日頃・・・・午後  7時30分頃

月が出ていると、月明かりにより星や天の川が見えにくくなります。

星空を見るときは、月の出時刻や月の入り時刻なども確認しておきましょう。

本日の月の出や月の入り時刻などが確認できる、国立天文台の暦のページへのリンクです。

国立天文台 天文情報センター 暦計算室

 

撮影地

鹿児島県南種子町の恵美之江展望公園にて星空の撮影を行いました。

 

撮影に使用した機材の紹介

ポータブル赤道儀

今回の撮影に使用したポータブル赤道儀は、kenkoのスカイメモSです。(微動雲台、アリガタプレート、バランスウェートは使用していません)

ポータブル赤道儀を購入する際に、Vixenのポラリエと迷ったのですが、スカイメモSの形の方が一般的な天体望遠鏡赤道儀と同じフォルムで安心感があったこともあり、スカイメモSを選びました。

実際にカメラ用三脚に取り付けて撮影しようとすると天体望遠鏡赤道儀に比べ安定感がなく、大丈夫かなと心配になりましたが、現状では期待以上の結果を出してくれています。

※この手のポータブル赤道儀を使用してカメラで星空を撮影する場合は、三脚とポータブル赤道儀の固定用とポータブル赤道儀とカメラの固定用に2個の雲台が必要です。

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hoshi-hana.hatenablog.jp

 

カメラ

カメラは、Canon EOS70Dを使用しています。

星空の撮影をしていて、思いのほか役に立っているのがWi-Fi接続機能です。iPadiPhoneとカメラをWi-Fi接続することで、iPadiPhoneなどのスマホタブレット端末からワイヤレスで基本的なカメラ操作(レリーズ、絞り、ISO調整など)ができ、撮影した写真の確認もスマホタブレット上ですぐにでき、各値の調整に役立っています。

星空の撮影では露出時間が必要なため、以前であれば長時間、夏の蚊や冬の寒さにさらされていたのですが、ワイヤレスになったことでカメラのセッティングができれば、撮影は近くに停めた車の中から出来るようになりすごく快適になりました。

現在EOS70Dの後継にあたるEOS80Dが発売されています。 

 

レンズ

レンズは、EOS70Dのキットレンズとともにシグマ10-20mm F3.5 EX DC HSMを使用しています。星空のみ写真ではあまり変化がないため、地上の景色と一緒に撮影する星景写真において、EOS70DのキットレンズEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STMでは、星空と景色を一緒に広範囲にとらえきれないため、より広角のレンズを購入しました。その後、TOKINA AT-X 11-20 PRO DX CAFが発売され、星空の撮影用として評判が良いようです。

 

SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 EX DC HSM キヤノン用 APS-C専用 202545

SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 EX DC HSM キヤノン用 APS-C専用 202545