桜巡り2018③ 里山の桜
暖かい日が続き、関東の平野部では既にソメイヨシノが散ってしまっていますが、標高の高い近郊の山々では、まだ花盛りです。 桜巡り三回目の今回は、里山の桜を巡って見ました。
桜の名所では、ソメイヨシノが植えられていること多いのですが、里山の桜はソメイヨシノ以外の桜も多く見受けられます。特に目に付くのはしだれ桜です。彼方此方の民家の庭先やお寺の境内などに枝垂れ桜が植えられて、少し古びた風格のある佇まいの中に鮮やかな彩りを加えています。
桜以外にも赤紫色の花が目を引くミツバツツジや黄色いレンギョウの花などが一斉に咲き誇っている様子は、里山全体が春の訪れを喜んでいるように感じられる光景だと感じました。
上の写真は、埼玉県長瀞町の法善寺です。法善寺は、入り口にある「与楽の地蔵桜」や本堂の前にある「弥陀の桜」という樹齢100年を超えるしだれ桜が有名ですが、それ以外にも写真に写っているしだれ桜のように多くのしだれ桜が植えられており、とても華やかな雰囲気になっていました。
写真は少し前に撮ったものなので、花見に行く場合は、下記のリンクから最新の状況を確認してみて下さい。
長瀞町観光協会公式サイト | 埼玉の観光涼地 nagatoro
上の写真は、ライトアップされた桜でなく、自然な月明かりに照らされた里山の夜桜です。一見すると昼間に撮影された桜の写真のような雰囲気ですが、影のトーンや背景の空の色味などが、昼間に撮られた写真とは違い独特の雰囲気になりました。
月明かりに照らされた桜の写真を撮ろうとすると予想以上の困難が待ち構えていました。明るさが足らない為、星空や月を撮影する要領でシャッタースピードを遅くし、ブレないように三脚にカメラを固定して撮ろうとしたのですが、ピント合わせが非常に大変でした。AFでピントが出ないのはもちろんですが、マニュアルフォーカスで合わせようとしても、ライブビュー画面が暗すぎてどこが撮れているのかやピントが合っているかも分からないという状況でした。
とりあえず、ピントリングを少しずつ回して何枚か撮影してみました。
外秩父山地の山道をドライブすると、谷沿いの急斜面にある集落でも桜をはじめとした色取り取りの春の花が咲き乱れています。
その様子は、桃の花ではないけれど「桃源郷」という言葉がふさわしいと思いました。
細い山道だったのですが、思ったより交通量が多く驚きました。特にバイクや自転車が多かったです。春の暖かい風を受けながらのツーリングやサイクリングには、もってこいのシーズンです。